Round South America
 Medellin Colombia



真夏にもかかわらず標高1500mに位置するために肌寒い、コロンビア・アンティオキア県の都市メデジンの夜。白地に緑のストライプのユニフォームを身にまとった選手達がグラウンドに入場してくると、先程まで着席していたサポーター達は皆立ち上がり、誰からともなく唄い始め、その歌声はアタナシオ・ヒラルド競技場に響き渡る。

「 バモス!バモス! ミ ヴェルデ! ケ エスタ ノチェ テネモス ケ ガナール ・・・ 」
  ( 行け!行け! 我等がヴェルデ! 今夜は必ず勝利を ・・・ )

メデジンをホームタウンとするフットボールクラブ、『 アトレチコ・ナシオナル 』 のサポーター達がそれほどまでに意気込むのには大きな理由があった。それはこの一戦が今シーズンを占う最初の試合、すなわち「開幕戦」だったからである。ホームでの開幕戦で、負けるわけにはいかない。








もっとも、この試合に負けられないと考えているのはナシオナルのサポーターだけでなく、彼等と一緒に観戦する僕等日本人達にとっても同様だった。ただ、僕等が負けられないと考える理由はサポーター達とは少々異なっていて、僕等は

 「ナシオナルがこんな重要なホームゲームで敗戦するようなことになれば、何かとんでもないことが起こるんじゃないだろうか?」

 という心配から、ナシオナルに勝ってほしいと思っていたのである。だって僕等は旅行者で、別にナシオナルのファンというわけではない。ただフットボールの本場で試合観戦し、その雰囲気を楽しみたいと思っているだけだったから。 ナルコス NARCOS ドラマ 米 アメリカ 

もしこれが他の都市のチームだったら、僕等はそんなに心配することもなく、フットボールの試合も楽しむことが出来たと思う。だがここはなんといってもメデジンだ。政治的にもフットボール的にも悪い意味でこれまでいろいろとあった都市だったのである。



かつて世界に流通するコカインの8割を握っていた麻薬王、『 パブロ・エスコバル 』がコロンビア最大の犯罪組織、『 メデジン・カルテル 』を創設したのが、このコロンビア第二の都市メデジンである。メデジン・カルテルは過激な武装集団で、コカインの流通や身代金目的の誘拐を重ね、その組織の規模を拡大していく。

カルテルは敵対する他の犯罪組織だけでなく、彼等を撲滅しようとするコロンビア政府やアメリカの特殊部隊とも戦い、あるときは航空機を爆破し、あるときは国会議員を暗殺し、その悪名を世界に轟かせた。その頃のメデジンは本当に危険な都市だったそうで、僕が宿泊していたオスタル(安宿)のオーナーは

「10年くらい前までは夜に外出なんて絶対にできなかった」

 と、当時の治安の悪さを語ってくれた。オーナーが過去形で語ったことが示すように、現在のメデジンは昔ほど危険な都市ではない。アメリカやコロンビア政府が軍事力を投入し、エスコバルは治安部隊に殺害され、カルテルの勢力は以前とは比べられないほどに弱まった。

けれどもメデジン・カルテルは完全に撲滅されたわけではないし、FARC(コロンビア革命軍)は未だ健在である。FARCは南米大陸最大の反政府武装勢力で、2014年だけでもこのメデジンがあるアンティオイキア県で警察署を爆弾で襲撃したり、発電所を襲撃したりというようなテロ行為を何度も繰り返し、その都度民間人・軍人を問わず死者が出ている。

メデジンの治安が改善されたといってもそれは「以前に比べれば」という意味であり、コロンビアの他の都市と見比べてみると、国内ではやはり治安の悪い部類に入ると思う。それを表す事例をひとつ挙げるとすると、このメデジンには

  「 オートバイに男二人で乗るのは禁止 」

  という条例があるのだが、何故このような決まりがあるのかというと

 「 後部座席の男に銃を発砲させないため 」

 だそうである。僕も今までに海外の様々な都市を歩いてきたけど、そんな条例が存在する都市はメデジンが初めてだ。オートバイを使用した強盗への対応策なのだろうけど、こんな条例がある時点で、この都市の治安はあまり良くありませんよ、と言っているようなものである。

僕はそんなメデジンにやってくると、滞在していたオスタルで 「もうすぐフットボールのシーズンが始まる」 という情報を手に入れた。ヨーロッパ各国のフットボールリーグはだいたい8月に開幕するが、南米の場合はそうじゃない。南米では一部の例外的な国を除けば、2月に開幕する国がほとんどである。

そしてその情報を知った僕はもちろんフットボールの試合を見に行きたいと思った。ブラジルに滞在しているときにちょっとした手違いで生で試合観戦する機会を逸してからというもの、南米にいるうちに必ずどこかの国でフットボールの試合を観戦したいという願望を抱えて旅してきたが、その後に訪れた国ではどこもオフ・シーズンで、チャンスを得ることが出来なかったのである。

しかしそんな旅も年を越し、そして2月を迎え、ようやくフットボールのシーズンがやってくる。この機会を逃すことはできない。現在滞在しているコロンビアは昨年(2014年)のワールドカップではベスト8まで進んだ強国で、日本もコテンパンに叩きのめされた。そんなレベルの高い国のフットボール観戦を是非経験したい。

そんなわけで僕はこのメデジンでフットボールの試合を観ることに決めたのだが、少しばかり不安なことがあった。それは安全面である。このメデジンのクラブであるアトレチコ・ナシオナルは麻薬王エスコバルがかつてオーナーとして資金を大量に投入したこともあって、コロンビアリーグの歴代最多優勝回数を誇る名門チームであり、それだけにサポーターも熱狂的である。

ちなみにこのアトレチコ・ナシオナルは昨シーズンも優勝したのだが、優勝が決定した日には街中がお祭り騒ぎとなって、その影響で5人が死亡した(そのニュースはインターネットで見つけられる)。日本だとフットボールや野球のチームが優勝しても、街中が大騒ぎすることはあまりない。小売店がバーゲンセールを実施するくらいで、ましてや死人が出たりはしない。このあたりはお国の違いと言ってしまえばそれまでだが、この国を初めて訪れた僕からすると、そんなチームの試合を(それも重要な開幕戦を)観戦するのはさすがにちょっと不安である。

でも、そのような不安はあることによって一気に解決してしまう。実は僕が滞在していた宿に日本人旅行者が立て続けにチェックインしてきたのである。彼等は皆一人旅で、A徳クン、K祐クン、Y紀クン、Y佳さん。Y紀クンのみ卒業旅行の大学生で、他は社会人を中断して旅に出たバックパッカー達だ。

彼等を試合観戦に誘ってみると、男性の3人は皆サッカー好きで意気投合。女性のY佳さんは一般的な日本人女性と同様に特にフットボールが好きというわけではなくて、少し迷っていたみたいだけど、最終的は「せっかくだから」というような感じで一緒に行くことになった。これだけの人数がいれば、多少のトラブルが発生しても大丈夫だろう。

こうして僕等はフットボールの試合を一緒に観戦することに決めたのだが、観に行く試合はなんといってもシーズン開幕戦だ。それもアトレチコ・ナシオナルのホームゲームである。ナシオナルは実力だけでなく人気もコロンビア1・2位を争うチームなのだが、それだけにチケットを購入できるのかという不安があった。だから僕等は試合の当日、当日販売分のチケットが売り切れる前に、昼間のうちに先にチケットを買っておこうと、スタジアムに出向くことにする。








宿からスタジアムまでは「カレーラ70」という通りを歩くのだが、街角には本日の観戦客を見込んで出された露店が目に付く。露店で売られているのはもちろんナシオナル応援グッズである。レプリカのユニフォームが中心だが、ヴェルデに染まった品々を見ているだけで、今夜のシーズン開幕を実感できる(注: ヴェルデ = スペイン語で 『緑』 を意味する)。

それからスタジアム前にあるメトロの駅では閉鎖の準備を始めている。過激なサポーター達が駅構内に侵入できないようにするためにバリケードを設置し、暴動に備える。日本人の感覚からすると、それは流石に過剰な対応ではないか?と、思ってしまうが、実際には過剰でも何でもない。

昨年、ナシオナルの試合後にナシオナルと対戦チームのサポーター同士で抗争が起き、メトロの駅が破壊されたそうなのだ。この抗争で警察は未成年者を中心に25人を逮捕、42本の刃物を押収したそうなのだが、それからというものメデジンではフットボールの試合が始まると駅をバリケードで完全に閉鎖することになった。この措置によってもちろん乗車も降車もできなくなるので、一般客にはいい迷惑である。








スタジアムの敷地内に入ると、そこでも試合前の準備の様子が見られた。警察官が警備の準備をしていたのだが、その様子や格好を見ていると、試合の警備というよりは、「武装ゲリラとの戦闘準備をしている」ようにしか見えない。

そういえば1994年のワールドカップでコロンビア代表のアンドレス・エスコバルという選手がオウンゴールをしてしまったために、帰国後に射殺されたというのはフットボールファンの間では有名な話だが、彼が殺された場所はこのメデジンである。そう考えると、このくらいの重装備はやはり必要なのだろうか?

観戦する立場からすると、「お願いだから今夜の試合では暴動は起こさないでくれ」というのが正直な気持ちである。コロンビアではフットボール・サポーター同士の争いで、毎年何人もの人間が殺される。そして多くの場合、このアトレチコ・ナシオナルのサポーターがそれらの殺人に関わっているというのが、やっぱり不安なところである。



そしてその晩、僕等は観戦のためにスタジアムへ。僕とY紀クンは事前に購入したナシオナルのユニフォームを着用。それを見たK祐クンは「オレもユニフォーム着ていこう。日本のユニフォーム持っているし。」といって日本人に馴染み深い、サッカー日本代表の青色のユニフォームに着替えたところ、宿の従業員から

 「 ブルーは止めろ。それはライバルチームの色だ。トラブルの素になる。 」

 と言われ、泣く泣く断念することになった。まあ、自分達から面倒事を呼び込む必要は全然ないから、ここは断念するしかなかったのだけれど、それにしても着る物ひとつにも注意しなければならないなんて、海外のフットボール観戦は難しいなと、つくづく思う。

K祐クンに再度着替えてもらい、改めて宿を出る。カレーラ70はスタジアムへ向かうサポーター達ですごい賑わいだ。きっとみんなシーズン開幕を待ちわびていたのだろう、「 バモス!バモス! ミ ヴェルデ! ケ エスタ ノチェ テネモス ケ ガナール ・・・ 」という、チームの応援歌を唄いながら、楽しそうにスタジアムへと行進していく。

スタジアムの敷地内に入るときに、昼間にはなかったボディチェックを受ける。観戦客を男性・女性と分けて並ばせ、男性には男性警官が、女性には女性警官が武器を所持していないかどうかをチェックする。このあたりはけっこうしっかりしているようだ。








スタジアムの中に入り、自分達の席を探す。僕等の席は日本でいうところのバックスタンドである。チケットの価格は高い方から VIP、メインスタンド、バックスタンド、そして最後にゴール裏だ。バックスタンド席は一人30,000ペソ。日本円にしておよそ1,000円。ちなみに一番安い席のゴール裏では熱狂的なサポーター達が皆、上半身裸で飛び跳ねており、まだ試合前だというのにかなり盛り上がっている。

それに対してバックスタンド席は比較的落ち着いている。若者だけでなく家族連れもいたりして、剣呑とした雰囲気はない。歩き廻っている売り子からビールや菓子を買ったり、仲間同士で記念撮影をしたりと、微笑ましい光景も見られる。慣れていない僕等にはうってつけの席かもしれない。

アウェイチームのサポーター達が集まっている場所もあるが、その人数は極めて少ない。本来どちらのファンでもない僕等がそのあたりチケットを購入することもできたのだが、もちろんそんなことはしなかった。ハッキリ言って自殺行為だから。

それから選手達が入場してくると、観客達は立ち上がり、例の応援歌の大合唱。僕等だけ座っているわけにもいかないので、一緒に立ち上がるのだが、歌詞がよくわからないので、ただ立っているだけ。そして歌が終わると、ついにキックオフである。








試合開始からホームチームである、我等がナシオナルがペースをつかむ。ナシオナルがコーナーキックやフリーキックのようなチャンスを得たり、シュートは放とうとしたりすると、サポーター達は大きな歓声を上げる。反対に、相手チームのチャンスの場合にはブーイングで相手選手にプレッシャーをかける。

前半20分、ナシオナルのゲラという名の選手が敵陣内で反則ギリギリのラフなタックルで相手選手からボールを奪取し、そこからカウンターアタック。そのままドリブルで突き進み、ペナルティエリア外からグラウンダーのミドルシュートを撃つ。そしてこれが見事にゴール隅に決まり、ナシオナルが先制する。

ナシオナルの今季初のゴールが決まった瞬間、サポーター達は立ち上っての大騒ぎ。隣の席の人と抱き合ったり、飛び跳ねたりと、スタンドはお祭り騒ぎ状態になる。僕等ももちろん嬉しかった。だって僕等は(少なくとも僕は)まさにこの熱狂的な雰囲気を肌で感じたくて、観戦に来たのだ。スコアレスの試合なんてつまらないものは観たくなかった。

ナシオナルのサポーター達が興奮状態の中、試合は再開。先制した勢いそのままに試合はその後もナシオナルのペースで進むが、どちらのチームにも決定的なチャンスは訪れず、スコアは1 - 0のまま、前半の45分が終了した。



前半戦が終了し、ハーフタイムとなる。観客達はトイレに行ったり、売り子から食べ物・飲み物を購入したり、あるいは前半の試合内容について仲間達と話し合ったりと、皆それぞれ一息ついている。そして僕はハーフタイム中のスタジアムの様子を確認しようと思ってカメラを手にして席を離れ、ひとりスタンドを歩き回る。

すると案の定、「おい、どうしてこんなところに東洋人がいるんだよ?」というような感じで、いかにも好奇心丸出しの若者達が僕にちょっかいをかけてくる。もっともちょっかいといっても、彼等から僕に対する悪意のようなものは全く感じられない。僕はスペイン語で

 「Soy turista. De Japon.」(旅行者です。日本から来ました。)

  と挨拶すると、彼等は

 「ハポン!(日本!)」

 と言って、騒ぎ出す。何が楽しいのかよくわからないけど、とにかくかなり好意的な雰囲気である。おそらくは日本人が自分達のチームを応援してくれていることが(しかもナシオナルの着用してまで応援してくれていることが)、彼等は嬉しいのだろう。







そんな若者達にカメラを向けると、彼等は喜んでポーズをとる。また彼等のうちの一人は着ている服を捲りあげて、僕に上半身の裸体を見せようとする。彼の突然の行動に、これはいったい何事かと思って彼の身体をよく見ると、彼の胸から腹にかけて、アトレチコ・ナシオナルについての刺青が大きく彫られていた。

これはかなりすごい。刺青の良し悪しは別にして、少なくともチームへの愛情の深さは感じられる。Jリーグのチームにも熱狂的なサポーターが少なからずいるけれど、流石にここまでやっている人は日本にはなかなかいないだろう。

そしてそんなことをしているうちに、僕はスタンドでかなり目立ってしまっていた。どうも若者達が周りに、「おい、日本から来た旅行者がナシオナルを応援してくれているんだよ!」というようなことを言っているみたいで、いつの間にか大勢の観客が僕の周りに集まってきていた。それで彼等はナシオナルのユニフォームを着た僕を見ると

 「写真を撮ってもいいか?」

 などと言って、僕に対して携帯電話のカメラを向けたりするのである。これではいったいどちらが観光客なのかわからない。でもまあ全然悪い気はしなかったので好きなように撮影させてあげたけど、それにしてもユニフォームの効力は絶大である。



自分でも予想外の状況にはまったハームタイムが終わると、試合は後半に入る。前半同様、やはり開始からナシオナルが試合を優勢に進めていく。そして何度かチャンスを得るのだが、残念ながらシュートの精度が低くてゴールにはつながらない。

チャンスを逃し続けていると、そのうちにゲームの流れが変わってしまうというのはフットボールではよくあることである。今は優勢なナシオナルだけれど、このまま決めきれない状況が長く続くようであれば、いずれ相手の方に同点ゴールが生まれたとしても不思議ではない。

と、僕がそんなことを考えていた後半の23分、ナシオナルが相手ゴール前でのパス交換からついに2点目を決める。相手のディフェンスラインを完全に崩した、美しいパスワークだった。そして得点を決めたのはまたしてもゲラという選手。このままいけば文句なしにこのゲラ選手がMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)だ。








2点目が決まった瞬間、スタンドは再び興奮状態に。観客の多くは2点目を得たことによって試合の勝利をほぼ確信したようで、喜びを爆発させている。もちろん僕も嬉しかったので、周りの観客達と一緒に騒ぐ。最初の得点から50分近くも追加点が奪えなかったので、ちょっと不安になりかけていたけど、でもこれで一安心だ。

さて、試合の残り時間はおよそ20分。2点目の勢いそのままにナシオナルが更に攻勢をかけるが、3点目はなかなか奪えない。時折相手チームも反撃するけれど、こちらは決定的なチャンスを作るまでには至らない。得点経過に限っていえば、試合は再び膠着状態に入る。

相手チームの選手達は敗色濃厚のなか、しだいにイライラしてきたようで、ラフプレーが多くなる。そしてそんなプレーを発端にして、両チームの選手によるちょっとした乱闘騒ぎが起きる。主審からはイエローカード(警告)が出され、悪い意味で盛り上がってきた。

そんな選手同士の小競り合いを見て、観客は一斉にブーイングする。ちなみにこのブーイングは小競り合いをしている相手選手に対してのプレッシャーであり、乱闘は良くないので止めなさい、という意味ではないようだ。試合の結果が見えてきた時間帯の中で起きた乱闘に、観客も悪ノリしている感じである。

結局試合はその後にスコアは動かず、2−0 でアトレチコ・ナシオナルが開幕戦に見事完封勝利。試合終了を告げるホイッスルの後、観客達はチームの勝利を讃える歌を唄い始める。この瞬間、僕はホッと胸をなでおろした。サポーター達にとっても文句のつけようのない勝利で、これなら暴動なんて起きないだろうと思ったから。





試合後、僕等は宿へ戻ろうとスタジアムの外に出ると、同じように家路へと急ぐ観客達の姿が見える。カレーラ70ではサポーター達が周りの目をはばからずに、いまだチームの歌を唄いながら歩いている。大事な試合での見事な勝利のおかげで、彼らの表情は一様に笑顔だった。

こうして僕等のフットボール観戦は何事もなく無事に終了。宿の従業員は危ないと言うし、また実際に運が悪いと本当に危ないというのは過去の事例から言って明白なんだけど、少なくともこの試合に限って言えば、その心配は杞憂に終わった。

今シーズンもアトレチコ・ナシオナルは優勝候補の筆頭だ。でももし優勝したとしても、去年のようにまた喜びすぎて死人が沢山出るのだけはないようにしてもらいたいなと、切に願う。フットボールで熱狂的に盛り上がるのは大歓迎だけど、命を賭ける必要はない。死人が出るくらいなら、いっそ優勝なんて逃したほうがいい。

まあメデジンだけに、優勝できなかったらできなかったで、今度は怒り狂った一部のサポーター達がいろいろと問題を起こしそうな気がするけれど、でもまあとにかく安全にフットボールが観られる都市になってもらいたい。僕は南米の中でもメデジンという都市がわりと気に入ったので、本心からそう思った。


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