通貨と両替

両替商の看板
 限られた予算で旅を続けるバックパッカーは、少しでも良いレートで両替できないかと、いろいろと苦心する。

「現金なら銀行よりも、あそこの両替商のほうがレートが良いらしい。」
「いやレートが良くても実は手数料がかかるんだよ。」
「まいったよ、レートが良くて手数料も無かったんだけど、レシートは別料金っていわれちゃって・・・。」

なんだかんだ文句を言っても、皆けっこうマネーチェンジを楽しんでいたような気がしないでもない。
 
■ 中国
 中国元 (Chinese Yuan=CNY)
1元=14.8円(2002年9月)
元
元は正式には上記のとうり「ユアン」なのだが、口語の「クアイ」のほうが一般的に使われている。それを知らずに僕は上海にいた当初ユアンを使っていたのだが、皆がクアイを使うので蘭州あたりからクアイに変えた覚えがある。中国は日本と同じで公認の私設両替商が無いのが面倒だった。日本よりもさらに輪をかけて面倒なのは、銀行でも「中国銀行」じゃないと外貨両替できないことだ。

両替した街
上海:中国銀行
この中国銀行の上海分行は国際フェリータミナルの中にあった。イミグレーションを抜けたところにあったので、とりあえず今回の旅で初めて外貨両替してみた。

蘭州:中国銀行
蘭州は街の中心部に中国銀行が3,4ヶ所ある。その中のどこを利用したのかは忘れてしまった。午後1時半頃行ったので、「昼休みかなー?」と思ったが、問題なく両替してくれた。T/Cも両替可。

主な物価
市内バス:1〜3元   ジュース(ペットボトル):3〜5元
炒飯(定食屋):4〜5元  ビール(瓶):2〜4元
ファストフードのセット(バーガー・ポテト・ジュース):17元

■ チベット
 中国元 (Chinese Yuan=CNY)
1元=14.8円(2002年10月)
角
チベットは中華人民共和国内の1自治区ということなので、中国の通貨がそのまま使用されている。ところで、中国では「元」の下に「角」という通貨単位がある。角は正式には「ジアオ(アルファベットでJIAO)」なのだが元と同様に口語の「マオ」のほうが一般的に使われている。ちなみに1元=10角で計算される。元の写真を2枚載せるのも芸がないので、ここでは角の写真を使ってみた。だけど、1角じゃ何も買えないのが現実。せめて5角あれば市内バスに乗れることもあるけど・・・。

両替した街
シガツェ:中国銀行
シガツェはラサに次ぐチベット第二の都市。ここより西のチベットの小さな街や村で両替するのは不可能と思われたので、ここの中国銀行で両替を済ませた。住所は「日喀則市解放中路17号」で、汽車站(バスターミナル)のある解放路を南に数百メートル歩くと、通りの東側にある。T/Cの両替可。

ダム:闇両替
ダムは中国・ネパール国境の中国側の小さな街。商店街を歩いていると、闇のマネー・チェンジャー達に取り囲まれてしまった。僕はそのとき38元持っていたので、何人もの売買人と交渉して「1元=9.5NPR(ネパール・ルピー)」と最も良い条件を提示した女性と両替した。計算すると361ルピーになるはずだが、受け取った金を確認すると300ルピーしかなく、文句を言おうとしたときには、その女性は僕の視界から既に消えていた。結局61ルピー(約98円)やられてしまったわけだが、「中国元なんて国外では紙切れ同然だから、あまらせるよりはいいや・・・。」なんて自分を納得させたのだが、何のことはない国境を越えてネパール側に入ると、そこにも闇チェン野郎達がいて、そこで闇両替することもできたのだ・・・。もっともネパール側では交渉してないのでどのくらいの条件で両替できるのかは、わからなかったけれど。

主な物価
ミネラルウォーター:1.5〜2元   炒面(焼きそば、定食屋):4〜5元
カップラーメン:3〜4元   トイレットペーパー(1ロール):1.5元

■ ネパール
 ネパール・ルピー (Nepalese Rupee=NPR)
1NPR=1.6円(2002年10月)
ルピー
写真は10ルピー札。左上の数字を見るとまるで「20」と書いてあるように見えませんか?たぶんネパーリー(ネパール語)では「10」をこう書くのだろうと勝手に思い込む。最初の頃はこれを20ルピー札と間違えたりした覚えがある。国民一人当たりのGDP(国内総生産)は世界ワースト3位(アジア最下位)とかで、簡単に言えば「最貧国」だ。最近はマオイストと呼ばれる反政府武装勢力の動きが活発で、頼りの観光収入もツーリストが激減してしまい、ネパールルピーの価値も年を追うごとに下がり続けている。

両替した街
カトマンドゥ: Valentine Money Exchange
外貨をネパール・ルピーに替えたのはカトマンドゥでの1度だけだった。理由は二つ、長期滞在しなかったのと、自分が考えていたよりも物価が安かったからだ。この私設両替商はタメル地区の中心部にあって、T/Cでもドル建てならノー・コミッションでレシートも無料だった。(円建てのT/Cは手数料がかかる。)

バイラワ: 闇両替
ネパール・インド国境のネパール側の街がバイラワ。インドのバラナシ行きのチケットを買ったバス会社で「マネーチェンジもできるぞ。」と言われ、余ったネパール・ルピーをインド・ルピーに両替した。1000NRSが600インド・ルピーになった。あとでインドに入ってから調べてわかったのだが、当時のレートだと630インド・ルピーくらいで両替できたようだ。前回の闇両替に続いてまたやられてしまった。30インド・ルピーは日本円で78円だけど、インドなら30ルピーで泊まれるドミトリーがあったりするんだよね。

主な物価
ダルバード(ネパールの定食):30〜45NPR
コーヒー(レストラン):20〜30NPR   煙草(20本入):30〜50NPR
サモサ(南アジアの揚げ物)1個:1〜5NPR

南アジアの通貨

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